抗菌めっき
弊社は2015年に(株)神戸製鋼所より「抗菌めっき/KENIFINE※」のライセンスを取得いたしました。抗菌めっきは、防カビ性・防藻性・抗ウイルス性に優れためっきで、大腸菌や黄色ブドウ球菌等の食中毒を引き起こす原因となる菌に効果があることが証明されています。
※KENIFINEは神戸製鋼所の登録商標です
抗菌めっきの特長
そもそも抗菌とは、菌の繁殖を防止するという意味であり、菌を減らしてくれるという意味は含まれておりません。JIS(日本工業規格)で規定されている抗菌製品はカビやぬめりは対象外とされています。
しかしながら、抗菌めっきは菌接種直後よりも24時間後の方が菌数が少なくなるというデータとなりました。
▲大腸菌 スタンプ培地試験 24時間経時観察(上:ステンレス材、下:抗菌めっき)
左から、「@…接種直後」、「A…1時間後」、「B…3時間後」、「C…6時間後」、「D…24時間後」
ステンレス材と抗菌めっきの上に大腸菌を塗布し、数時間おきに観察を行った。
ステンレス材と比較しても目に見える程に、抗菌めっきは数時間後から効果が現れ、24時間経過時には菌数はほぼゼロとなりました。
※自社試験データ 試験方法:JIS Z 2801-抗菌試験方法
また、抗菌めっきはカビやぬめりも抑制してくれます。
抗菌めっきのメカニズムとしましては、 空気中の水分が表面に膜を張り、その膜と抗菌めっきが反応して抗菌イオンを生成します。
その抗菌イオンが細菌の活動を抑制する、という仕組みです。
抗菌めっきのメカニズムとしましては、 空気中の水分が表面に膜を張り、その膜と抗菌めっきが反応して抗菌イオンを生成します。
その抗菌イオンが細菌の活動を抑制する、という仕組みです。
抗菌めっき製品の開発
現在抗菌めっき製品の試作を行っております。
使いやすい形にこだわったスプーンとフォークを開発中です。
軽い素材を使用しているため、お子様からご年配の方まで幅広い方々に利用していただける商品に仕上がる予定です。
商品化までもう少々お待ちください。
使いやすい形にこだわったスプーンとフォークを開発中です。
軽い素材を使用しているため、お子様からご年配の方まで幅広い方々に利用していただける商品に仕上がる予定です。
商品化までもう少々お待ちください。
その他にも抗菌めっきを使用した製品の試作も行っております。
菌が繁殖しやすい場所や食中毒の原因になりやすい生ものに触れる調理器具などに抗菌めっきを施しています。
試作例:ドアノブ、トング、トイレットペーパーホルダー
菌が繁殖しやすい場所や食中毒の原因になりやすい生ものに触れる調理器具などに抗菌めっきを施しています。
試作例:ドアノブ、トング、トイレットペーパーホルダー
試作加工